「地積の更正登記とは」について
「地積の更正登記とは」について
「地積の更正登記とは」について
Ｑ 地積の更正登記とは何か？
Ａ 筆界の移動によることなく、登記記録に誤って記録されている地積を正しいものとする登記を
「地積の更正登記」といいます。
土地の筆界は、分筆又は合筆の登記により創設されたものをを除けば、そのほとんどが明治初期に実施された地租改正事業において創設されたものです。
この地租改正事業において、創設された筆界に基づき測量が行われ、この測量により算出された地積が、その後の土地台帳規則の地積とされ、旧土地台帳法において土地台帳に登録する地積とされた後、
基本的には現在の登記記録の表題部に記録されている地積として取り扱われています。
しかしながら、当時の測量方法は、必ずしも現況を正確に把握して行われたものとはいえず、多くの誤差が認められ、いわゆる「縄延び」等といわれるように、登記記録の地積と現地の地積が相違する土地が存在します。
また、最近において精度の高い測量を行ったものの、何らかの事情により誤った地積をもって地積測量図を作成し、これにより「分筆登記」を申請したため登記記録の地積が現地と一致しないということも生じます。
このように、土地の筆界は移動しませんが、地積が登記記録に誤って記録されている場合に、正しい地積に是正する登記を「地積の更正登記」といいます。
表示に関する登記の実務より一部抜粋、修正
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